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私の雑記帳

好きな花や植物の事、他何でも。。 この頃は花の名前と観察をした時を覚える為に記す事が多くなりました。

リュウキュウヒエスゲ

先週の日曜日にやんばるの仲間に声をかけてもらい、ギンリョウソウが出ているよ!と聞いて一緒に出かけて来ました。前夜に大雨が降ったせいで山の中は湿度が多く、ブヨや藪蚊が群がる所にギンリョウソウが何か所でも出ていました。みんなが眺めて写している時に、周りにパラパラと出てくるカヤツリグサがあったので写して来ました。ゆるく叢生するという生え方です。これで葉の長さは30cm、幅は3mmと細くて、上面と縁はざらつきます。
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花序を見た時に、あ、タイホクスゲに似ていると思いましたが、雄小穂が独立した様にはっきりと別れて見えるので、違うなと感じていました。有花茎の高さは5~12cm。葉の長さの半分かそれ以下です。
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葉鞘の基部は褐色で古いものは繊維状に細裂。
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苞は花序より長い。頂小穂は雄性で線柱形、長さ9mm、雄麟片は淡褐色、側小穂は雌性。麟片は緑白色。果胞は雌麟片より長い。
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果胞は狭卵形、長さ4.5~5mm。無毛、長嘴、口部は2歯。
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痩果は長楕円形、長さ3mm、稜の中部が浅く凹み、頂部の付属体は環状。
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柱頭は3岐する。
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いくつも見つかったギンリョウソウです。
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カツウダケエビネも開花の季節を迎えました。これもカツウダケ(嘉津宇岳)の名前が消えてただのエビネになったらしいです。ちょっと寂しい。。
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コメント

リュウキュウヒエスゲでよいと思います

 頂生の雄小穂に長めの柄がありますが、そのほかの点ではリュウキュウヒエスゲの特徴と一致しますね。柄の長さは変異内なのでしょう。ヒエスゲ節であることは、「バイオリンの胴」であきらかです。この種類は小泉源一氏が沖縄で採集し、門下生の大井次三郎氏が新種にしたもの。当時は京大におられたはずですが、のちに国立科学博物館に移られました。通勤の途中に電車の窓から興味深い植物が見られると途中下車し、徒歩で現場まで帰って標本にしたとか、記念碑的な日本植物誌の原稿を会議中にチラシの裏に書いていたなんてエピソードが伝わっています。
 カツウダケエビネは私も現場で見ました。エビネと同種とされると、保全がおろそかになるのが心配です。エビネより堂々とした姿で、トクノシマエビネよりも唇弁が発達して豪華な印象でした。大切にしたいものですね。

>みっちゃん先生

 「バイオリンの胴」とは、ホントに良い表現をして頂いて、とても気にっています。果報から取り出してすぐは良い艶が出ているので早目に写す様にして、又ルーペで見たらもっとおもし面白い形なのが判るので、一人で喜んでいます。
 雄小穂の柄は図鑑では短柄となっていて、気になってはいましたが、変異内として、また出かける事がありましたら他の個体も調べてみたいと思います。

 小泉源一先生は戦前の沖縄でこのスゲに初めて合われたのですね、もしかしたら私も同じ山の近くを歩いたのだろうか。。なんチャって。。 
今のやんばるの山はマングースのルートが多すぎて、これは役に立っているのだろうか、、はたまた。。と考えてしまう事もあります。

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