私の雑記帳
好きな花や植物の事、他何でも。。 この頃は花の名前と観察をした時を覚える為に記す事が多くなりました。
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オオシンジュガヤ
林縁で良く見かけるカヤツリグサの仲間で屋久島、種子島以南に分布しますが、小穂についた白い球形の痩果が目立ちます。草丈を測ったら125cmありました。良く似た種にシンジュガヤがある。

他にもシンジュガヤと言うのがあってどう違うのか気になる所ですが。
円錐花序は数個に分かれ、小穂は多数。

白い痩果には細毛があり、枝も細毛でざらつく。

稈は3稜柱形、稜の部分は下から上向きに触るとざらつきを感じます。葉の鞘部は翼がある。葉の長さ31cm、幅は広い所で1cmありました。

痩果の基盤は円形(右側)この写真であってるかな。

痩果の基盤を撮り直しました。初めは円形かと思っていたので、裂片まで削っていました。
オオシンジュガヤでは浅く三裂(全体として三角形)で裂片の先端は鈍頭から円頭。

2010.12月に大東島でみたクロミノシンジュガヤです。この時は詳細も分からずただ撮影しただけです。もったいない事をしました。(クリックすると大きい画像になります)




他にもシンジュガヤと言うのがあってどう違うのか気になる所ですが。
円錐花序は数個に分かれ、小穂は多数。

白い痩果には細毛があり、枝も細毛でざらつく。

稈は3稜柱形、稜の部分は下から上向きに触るとざらつきを感じます。葉の鞘部は翼がある。葉の長さ31cm、幅は広い所で1cmありました。

痩果の基盤は円形(右側)この写真であってるかな。

痩果の基盤を撮り直しました。初めは円形かと思っていたので、裂片まで削っていました。
オオシンジュガヤでは浅く三裂(全体として三角形)で裂片の先端は鈍頭から円頭。

2010.12月に大東島でみたクロミノシンジュガヤです。この時は詳細も分からずただ撮影しただけです。もったいない事をしました。(クリックすると大きい画像になります)



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コメント
オオシンジュガヤとは、うらやましい
>みっちゃん先生。
みっちゃん先生 こんばんは~。
痩果の基盤の形という意味が良く分からず、、いくら見ても円形には見えないので、2mmの痩果のおしりをゴソゴソと剥ぎとろうと、苦労していました。いったん手から落ちるともう見えなくなるので10個位失敗していました。でも違ったんですね。追加したのは三角形に見えるのですが、これで良いでしょうか。
あと、クロミノシンジュガヤは2010年に大東島に行った時に見ていたのですが、固有種とは分かっていても様子を知らずに写しただけですが、画像を入れてみました。とにかく大きくて、湿地にはえるサトウキビの様でした。
痩果の基盤の形という意味が良く分からず、、いくら見ても円形には見えないので、2mmの痩果のおしりをゴソゴソと剥ぎとろうと、苦労していました。いったん手から落ちるともう見えなくなるので10個位失敗していました。でも違ったんですね。追加したのは三角形に見えるのですが、これで良いでしょうか。
あと、クロミノシンジュガヤは2010年に大東島に行った時に見ていたのですが、固有種とは分かっていても様子を知らずに写しただけですが、画像を入れてみました。とにかく大きくて、湿地にはえるサトウキビの様でした。
クロミノシンジュガヤ
おお、さっそく大東島のクロミノシンジュガヤ! さすが、こまさん。二枚目の写真で、果実が黒っぽいことがわかりますね。それにしても大きい。まるで内地のアブラガヤのよう。
撮り直されたオオシンジュガヤの果実と基盤は、ネットで出回っている画像のなかでも秀逸ですね。教科書に載せたいほど。こんな小さな実をきれいに撮るには、かなりのご苦労があったものと思います。初めて見る人は、「これは萼? この内側に基盤が?」と思うものですが、シンジュガヤ類は単子葉植物のため、萼があるとしても基本的に花弁と同形のはず(ユリを参考にしてください。「花弁3+萼3」と言う人もいますが、両者の分化は不十分なので、「花被片6」というのが無難です)。スゲ類で「刺針状花被片」というのは、この花弁状のものが(風媒花なので)針状に退化しているのです。もちろん萼などはありません。
撮り直されたオオシンジュガヤの果実と基盤は、ネットで出回っている画像のなかでも秀逸ですね。教科書に載せたいほど。こんな小さな実をきれいに撮るには、かなりのご苦労があったものと思います。初めて見る人は、「これは萼? この内側に基盤が?」と思うものですが、シンジュガヤ類は単子葉植物のため、萼があるとしても基本的に花弁と同形のはず(ユリを参考にしてください。「花弁3+萼3」と言う人もいますが、両者の分化は不十分なので、「花被片6」というのが無難です)。スゲ類で「刺針状花被片」というのは、この花弁状のものが(風媒花なので)針状に退化しているのです。もちろん萼などはありません。
>みっちゃん先生
後から追加した果実とその基盤、これで良かったですか、苦戦して写した甲斐がありました。色々と詳しくありがとうございます。
なかなか名称が馴染めないので少しずつ身につけて行けたらと思っています。
シンジュガヤ類はいつも果実になった所ばかり気にしていましたが、小穂の状態も気をつけてみて行かなければと思いました。
花被片6の意味はユリ科を見て良く分かりました。
シンジュガヤとホソバシンジュガヤ、そして西表にはケシンジュガヤがあるんですね。シンジュガヤを中心に、オオ、ホソバ、ケと特徴がわかる名前が付いているので、これから気をつけておきたいと思います。
今日はまたやんばるに行って、日当たりのよいとこばっかり歩いてカヤツリにうなされた1日でした^^;
なかなか名称が馴染めないので少しずつ身につけて行けたらと思っています。
シンジュガヤ類はいつも果実になった所ばかり気にしていましたが、小穂の状態も気をつけてみて行かなければと思いました。
花被片6の意味はユリ科を見て良く分かりました。
シンジュガヤとホソバシンジュガヤ、そして西表にはケシンジュガヤがあるんですね。シンジュガヤを中心に、オオ、ホソバ、ケと特徴がわかる名前が付いているので、これから気をつけておきたいと思います。
今日はまたやんばるに行って、日当たりのよいとこばっかり歩いてカヤツリにうなされた1日でした^^;
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オオシンジュガヤの葉鞘には翼がないと書かれている文献やHPもありますが、これは不十分な記述。ない場合も、この写真のようにある場合もあります。シンジュガヤとの違いでわかりやすいのは痩果の基盤の形で、オオシンジュガヤでは浅く三裂(全体として三角形)で裂片の先端は鈍頭から円頭。シンジュガヤでは深く三裂し、鋭頭から鋭尖頭です。よく見かける「オオシンジュガヤの痩果の基盤は円形」という記述は、基盤の中心にある模様を基盤そのものと勘違いしたと思われ、間違いです。
じつは私はまだホソバシンジュガヤを見たことがありませんし、ましてや日本では大東島にしかないというクロミノシンジュガヤなどは、夢のまた夢。こまさんがいつがアップしてくれるかなぁ。