私の雑記帳

好きな花や植物の事、他何でも。。 この頃は花の名前と観察をした時を覚える為に記す事が多くなりました。

イヌクログワイ⇒トクサイ

カヤツリグサ科  ハリイ属  
水田や水の多い湿地に生える多年草。有花茎の高さこの場所ではは50~80cm。葉はなく円筒形。台風で倒れてしまう前にと出かけましたが、すでに多数は横になっていました。
トクサイ

根茎は葡ふくし、長く柔らかく、有花茎を多数出しますが、ほとんど倒れてしまっています。此処ではヒメガマと一緒に生えていました。
トクサイ

有花茎の先端に同じ太さで円柱形の長さ2~3cmの小穂をつける。
トクサイ

基部の鞘は赤褐色。根茎は葡ふく枝を出し、その先に球茎を出して増えるが、1個掘り起こしてみたのには付いていませんでした。又泥中に埋める事も出来るので、機会をみて確認します。柔らかいので写真の様に折れやすい。
トクサイ

葉鞘部は長さ20cm(写真のものは18cm)赤褐色で無毛。
トクサイ

有花茎の内部は多くの隔膜で仕切られている。中空ではない。太さは径約3mm。
追加:よく似たイヌクログワイやクログワイは茎の内部に隔膜がある事が後でわかった。
トクサイ

鱗片は楕円形で長さ4mm程度、淡緑色、円頭で上部の縁は薄い膜質。よく似るクログワイの鱗片の先端は鈍く尖る。
トクサイ


鱗片には脈が多く、膜質の半透明な部分は褐色の斑点がある。
トクサイ

鱗片に包まれた痩果、長さは2mm、柱基は三角形で小さい盤状の付属体がある。
トクサイ

刺針状花被片は6~7個で痩果より長く、下向きの剛毛をつける。表面は縦縞で光沢がある。
トクサイ

未熟な痩果ですが、花柱は長く柱頭は2岐する。
トクサイ

追加(2015.10.20):琉球植物誌によるとトクサイの柱頭は3個となっていて、気になったので再度出かけ、痩果を調べてみると3個のが見つかりました。Flora of Chinaの記述では柱頭は(2)or3となっているとマツモムシさん教えて頂きましたので、両方見つかって良かったです。この画像の刺針は痩果の2倍位の長さのものもありました。
トクサイ20151008

柱頭が2~3個という事で気にしながらみていると、小穂か2個と3個の柱頭が見えているのがありました。
トクサイ2015.10.20

それでこの2つの鱗片をはがして痩果を取り出してみると、右側は写りが不明瞭ですが柱頭は2個(右)と3個(左)でした。計3本の小穂の痩果を全部見ましたが、柱頭3個の数が多い様に思えますが途中で途切れているのも多くて、今の所はっきりしたことは言えません。
トクサイ2015.10.20

当初イヌクログワイと思っていましたが、茎や痩果の様子を再度確認して トクサイとしました。まだ雌性期の柱頭の様子を見ていないので季節を変えてきれいな姿の写真を撮りに出かけてみようと思います。
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コメント

小型イヌクログワイ

 イヌクログワイにしては背が低くて細いですが、鱗片の形と大きさからするとイヌクログワイと判断するよりほかにありませんね。やや栄養分の貧弱な場所で育ったものなのでしょうか。
 根茎の先に球茎ができるのはまだまだ先でしょうね。南方なら冬がないので、球茎を作らず年中生育している可能性すらあるかもしれません。

マツモムシさんへ

 おはようございます。標準のものより小さめなんですね。この場所では倒れているのがほとんどで、立ち上がっているのは少なかったです。球根も出来ていなかったので、まだ時期的に早いかなと思ったのですが、沖縄の場合、そういう可能性もあるんですね。ほかにもカヤツリグサの種類も結構あったので、それほど貧栄養の湿地とは思わなかったですが、水の流れは良くなかったように思います。また時期をみて球根を確かめに行ってみようと思っています。

クログワイとの違い

こまさん、こんにちは
いいお天気が続く長崎です。観察会があるので資料作りに追われて外に出ることができません  (┯_┯) 行きたいところはいっぱいなのに・・・でも、雨がたくさんふったのでため池湿地はもう少し先かな。
イヌクログワイは見たかったのでとってもうれしい。池に生える大型のクログワイとどこで区別をするのかな?と私も芋を掘ってみたのですが、これが引っこ抜いてもだめで鍬かなにかをもっていかなくちゃならなくて、ちょっと怪しいおばさんになりそうなので断念。忘れていたのに、思い出しちゃった・・・こちらももうすぐクログワイの季節になります・・・

pandaちゃんへ

 こんにちは。昨日でやっとお盆が終わり、今日帰宅しました。
クログアイは以前にpandaちゃんのブログで拝見していましたが、確かに違いはどこかななぁと、微妙ですね。図鑑をみたら、鱗片の違いぐらいしか判りませんでした。稈の太さがやや小さめ、鱗片は中肋が目立たずその先端も尖らなく平坦なので、又、クログアイの分布が奄美までとなっていて、これはイヌクログアイかなと載せてみました。自身はあまりなかったですが、小さめのイヌクグアイと教えて頂いたので良かったです。また時期をみて芋の確認と思っていますが、私も怪しいおばさんになりますε-(´・`) ー

お騒がせしましたm(_ _)m

 こまさん、今回のイヌクログワイ、トクサイの件では随分お騒がせしましたね。いろいろ文献を漁ったり、こまさんの画像をいろいろと拝見して、勉強させていただき、あいまいだったクログワイ、イヌクログワイ、トクサイの違いを大方掴むことができたように思います。いや~ホントに勉強になりました。

 あと、柱頭が3岐する例を示すために、pandaさんのとこに貼られた柱頭3岐の画像を追加されたらよいと思います。

有難うございました。

 マツモムシさん、こんばんは。
 先日の小穂がまだ残っていたので、柱頭が3岐する画像を最後に追加しました。一人ではどこを観察したらいいのかわからずモタモタしていましたが、おかげ様でトクサイとイヌクログワイの違いが分かって嬉しかったです。お手数をお掛けしました。後はクログワイの様子も見たい所ですが、沖縄にあるかどうか未だ分かりません。マツムシさんや、pandaちゃんの所で拝見させて頂いて勉強します。

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