私の雑記帳

好きな花や植物の事、他何でも。。 この頃は花の名前と観察をした時を覚える為に記す事が多くなりました。

ナガボスゲ

3月末と4月初めにみたもので、石灰岩の山頂近くや、北部の山の中腹に生えていました。
密に叢生しています。有花茎は30~60cm。葉は小穂より高く、幅は7mm。
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葉鞘の基部は淡黄色、褐色の脈があります。
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葡ふく根はなかったです。
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頂小穂は雄性(4~5cm)、側小穂は雄雌性(2cm)
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側小穂、花は疎らに着く。
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雌小穂の上に小さな雄小穂が付いています。雌麟片は円頭で小さい芒があり、果胞より短い。
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雄麟片と雌麟片。
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(上)果胞には脈が多く、微毛が見られ、短い嘴で口部は凹形、長さ2mm。
(下)痩果は倒卵形、稜があり、長さ1.2mm。
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痩果の頂部には小型の盤状付属体がある。
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雄花(左)と雌花(右)柱頭は3岐する。(これは4月17日撮影した別個体)
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実はナゴスゲとも似ているというか、図鑑の記述が一緒の様で暫く悩んでいました。
もしかしたら名前が二つあるのかなと考えたりもしましたが、ナゴスゲとナガボスゲの関係が知りたいです。
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コメント

これは難しい問題です

 ナガボスゲは台湾のものを1921年に早田文蔵が記載したもの。ナゴスゲは名護岳のものを1930年に大井次三郎が記載したもの。両者は現在は同一の種の変異にすぎないと考えられ、和名(当時台湾は日本領で和名がついていた)を含めて記載が古いナガボスゲが代表として使われているーーーという状況なのですが、はて、ほんとに変異は連続するものなのか、私にはわかりません。
 琉球植物誌にはナガボスゲやオキナワナガボスゲが載っています。しかし、星野氏らの「日本カヤツリグサ科植物図譜」には、ナガボスゲは載っておらず、代わりにナゴスゲが載っています。その図鑑のナゴスゲの図を見ると、雌・雄鱗片とも芒状の突起がありません。これ以上は私もわからないのですが、この写真のものはナゴスゲではなくナガボスゲ・タイプではないでしょうか。
 雄鱗片として示された写真は、雄小穂の最下またはそれに近いもの? もしそうなら、最下付近のものは長くなったりしますから、中央部のものを示すほうが良いでしょう。

>みっちゃん先生

 ややこしいテーマで申し訳ありませんでした。
でも、お答えが頂けて、私の頭は3週間ぶりにスッキリしました。おっしゃる様に琉球植物誌にはナガボスゲ、「日本カヤツリグサ科植物図譜」にはナゴスゲが載っていたのでこれが悩みの種でした。それで名前が変わってしまったのかとか想像しましたが、そうではなかったのですね。
 この写真のものは大宜味村と国頭村のもので名護岳には行っていません。名護岳に出かけてナゴスゲと言われているのものもみてみたいです。
 麟片の芒ですが時間が経つと果胞から外れたり、縮まってしまったりする事もあるので、なるべく現地で小穂を写してみる様にしようと思います。今回の雄麟片もテーブル上でバラバラになった物を写して何処らへんの部分か今では判らないので、次回からは気を付けます。

 私のサンプルも名護岳の物ではなく、今の所雌麟片の短芒もみえるので、ナガボスゲにします。小穂の時期の事もありますので、すぐとは行きませんが、もう暫く時間をかけて観察しようと思いました。
みっちゃん先生、有難うございました。

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